ブログの話

「えいやっ!と飛び出すあの一瞬を愛してる」を知人から借りた。

 

著者は小山田咲子さんという女性で、24歳で若くして亡くなったらしい。

今すごく忙しくて、と忙しいことを言い訳にするのはジャパニーズライクな良くない癖だなあと思うんだけれど、とにかくやることに追われてるのであまり本を読む時間がない。3日くらい前に借りたんだけれど、まだ20ページしか読んでない。

 

とかく、その本は2004年当時大学生だった小山田咲子さんのブログを本にまとめた、それだけのものだったのだけれど、少し読んで、私は私の友人を思い出してしまった。

わたしが大学で恋愛の悩みがあった時唯一相談できるのがその子だった。相手がその子の知らない人でも、とにかく聞いて欲しかった。彼女の生き方と考え方というブラックボックスに入れて演算結果を返して欲しかった、そう思えたのがその子。描く絵も振る舞いも、ふわふわと建設的で、淡々と非計画的な子だった。

いつも萌え袖をしていて、萌え袖が萌えに見えないのに萌えとは別種のかわいさを醸しているほんとに謎めいた子だった。

あの子は大学院に行かずに佐賀の旅館で働いているらしい。突飛すぎて愛しい。

 

思い出したところですごく懐かしくなって、折角だから書き留めておきたいし、就活のときに自己分析とかいうやつで、郷愁しながら、友達を思い出しながら、大学で学んだことを思い出すのもいいかなと思った。

そんな理由。

 

 

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最近夏バテで体の調子が悪い。(多分甘いものの食べ過ぎ、とかもある…)

バイトに行きたくないし、バイト先の常連さんに「辞める」とまだ言えずにいる。

なけなしの罪悪感で、こないだ店のPOPをデザインした。3週間くらい前に店の古いバイトの人たちの書いたノートをみたんだけれど、接客もっとがんばります!だとか、店をよくするためにもっとこうしたらどう?twitterとかやってみる?とか書いてあって、なんだか申し訳ない気持ちとともに時代の無慈悲を感じた。

そんな少し前の学生たちの頑張りもむなしく、ブランディングのうまいチェーンの居酒屋が生き残り、不器用だけど美味しい昔ながらの、常連さんしかいないような居酒屋はどんどん少なくなっていくらしい。時代とは。